キングサイズのベッドは宵にやってくる

キングサイズのベッドを買うかで少しもめた。揉めたというより納得がいかなかったので話あった。どちらが正しいというのはないとは思う。

 

いつ買うか?なぜ必要か?どれが欲しいのか?

 

その程度のことである。所詮寝る”場”でしかない。いや大切な寝る”場”なのかもしれない。この際どちらでもいい。

 

いろいろと書きたいことはあれど、この場での裁定は必要ないので省く。

 

これは認識の戦いだ。いつでもどこでも寝れる私にとって寝る”場”についてのプライオリティは正直低い。翻って相手は違う”らしい”。それも理解できるし、してる。

 

多くの場合、お互いを粗方理解したうえで妥協点を探る。それが生活だ。おそらく。

 

その交渉を面倒くさがる。あるいは放棄した時、自分にとって不都合が起こることを想像するのは難くない。

 

だから闘うのだ。相手を理解する。自分も伝える。そしてお互いの妥協点と陣取りを探るのだ。これは喧嘩ではない。陣取りゲームなのだ。

 

お互いにとって、会話をなしに察しての文化を尊重すれば、かならずどこかで歪みがおきる。だからこそ怠惰になってはならない。我々はベッドと闘わねばならぬ。

 

今宵はベッドについて闘おうではないか